焼け石に水
先日の記事です。
「物価高で賃上げも「焼け石に水」 GDP3四半期プラスも個人消費ふるわず」こんなタイトルでした。
発表された日本のGDP=国内総生産は、去年1年間で0.1%のプラスとなり、4年連続のプラス成長でした。でも今、小学校の社会や家庭科で学習した「エンゲル係数」がよく話題になっており、1981年ぶりの高水準だそうです。
「食品の相次ぐ値上がりを背景に、支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%と、1981年以来、43年ぶりの高水準・・・」
80年代と同じですよ!
私が小学生の時と同じって・・・
逆に、去年1年間のGDPでも「個人消費」の弱さが浮き彫りとなりました。GDPは好調なインバウンドなどを背景に、4年連続でプラス成長となった一方、およそ6割を占める「個人消費」はマイナス0.1%と、コロナ禍以来初めて、4年ぶりにマイナスに。
要するに、「物価高」は止まらなくなっているということでしょう。
「物価」というものは、過去の統計を見ても、上がりだすと暴走します。
誰も止められないんです。
そして、「賃上げ」をやっていますが、先日書いたようにそれは一部の大企業だけですから、結局エンゲル係数は上がらざるを得ないんでしょう。
増々豊かさは失われ、富むものだけが余計に富む世の中になってきています。
この流れは止められませんので、長期的な対策としては、「教育」が一番の所かと感じてしまいます。要するに、「将来への投資」ですよね。
子どもに託す。
上の層に入れる人材ならば、後々その恩恵はあるでしょうから。