マイナ保険証の有効期限切れ続出・・・
「マイナ保険証の有効期限切れが急増、トラブル続出・・・」こんなニュースがありました。
運転免許などと同様で、通知も来ると思うのでなぜトラブルが?と考えてしまいます。
どうやら、あまり使わないのが原因なのかと・・・
利用率は20%台と言います。
ほとんど使ってない・・・
使わないものをわざわざ更新する必要があるの?
こういうロジックでしょうか。
ただ調べてみるとそうでもないようです。
マイナンバーカードには、2つの有効期限があります。ひとつは、マイナンバーカード本体の有効期限です。
発効後、10回目の誕生日まで有効です。
もうひとつは、カードに搭載された電子証明書の有効期限で、発効後、5回目の誕生日まで有効です。こちらはカードには書かれていないので、マイナポータルで確認して、自分で記入しておくと良いそうです。期限が満了する月の3カ月後以降、保険証として利用ができなくなります。
めんどくさすぎますね・・・高齢者が対応できないのもわかります。
私は社労士ですから、健康保険の手続きを頻繁に行います。
その際、保険証の発行がなくなってからは、必ずその代わりの「資格確認書」※黄色い保険証のようなもの、これを発行します。
発行すれば保険証と同じ扱いですし、無料ですから。
そもそも、マイナンバーカードが義務ではないので、この制度(資格確認という曖昧なもの)を作らなければ、病院に受診できないということが起こりえるので仕方のないところなのでしょうが、ならば、最初から義務にして、マイナ保険証のみにすれば、わざわざ保険証を2つ発行しなくても済むのに・・・こう感じてしまいます。
お金もその分かかっているでしょうから。
愚策ですね、完全に。この「マイナ」関連の国の策は。
病院も、保険証を出すのか、マイナ保険証を出すのか、いまだによくわかりませんし、今からでも変更すればいいのに・・・こう感じます。
高齢者が多い自治体では、全員へ「資格確認書」を発行する・・・なんてところも出てきています。そうすれば、有効期限問題は出てきませんので。
具体的な有効期限切れのケースです。1つ目、福島のクリニックです。患者は、有効期限切れのため受診できず、2時間かけて地元に戻り手続きし、後日来院しました。
結局、「資格確認書」を前の「保険証」同様、全員発行し、マイナ・・・はなくなる?ような気もします。
使用率20%って・・・
その発行に使ったお金はどこから出てるの???
誰が決めているんでしょうね、昔の頭のいい官僚だらけだったころならこんな愚策はなかったのでしょうけど、官僚も政治家もダメならどうすればいいのでしょうか。