無資格で社労士業務を行った疑いで「税理士の男ら」逮捕
昨日こんなニュースが・・・
資格がないにもかかわらず労働保険の手続きなどの業務を請け負い、報酬を受け取った疑いで、税理士の男らが逮捕されました。
社労士法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区の税理士事務所の代表を務める池上和弘容疑者(39)ら2人です。
池上容疑者らは、今年6月~7月、社労士の資格がないにもかかわらず、顧客3社の労働保険に関する書類などを提出し、報酬4万円を受け取った疑いが持たれています。
トータル、約340件の業務を無資格で行い、約400万円の報酬を得たとのこと。
そう、社労士業務というのは、試験に合格し、資格がないとできないんです。
助成金の申請などはよく表に出ていますので、社労士以外はできないことは結構知られていますが、雇用保険や社会保険に関する手続きを他の士業の方がやることも違法です。
意外と、税理士さんはグレーでやっている方も多いと聞きます。
特に昔からやっている方は線引きが・・・
そして、税理士は決算がありますので、ほぼ必ず各企業にいますが、社労士はいないところもまだ多い。
なら、お客様は税理士と社労士の仕事の線引きなど知るはずもないですから、いる税理士に「やって」と・・・
逆もしかりで、私のように最近社労士になった者は、口酸っぱくやってはいけないことを言われていますので、怖くて手出しもできないのですが・・・
年末調整からの、所得税までは社労士手を出していけませんから。書類を集める程度なら問題ありませんが。
コンサルなどからのあっせんなどもよく電話が鳴りますが、違法ですからね。