佐藤なうsato-now
どうなる?年金
「将来年金なんてもらえないんでしょ?」こう感じる若い世代は大変多いと感じます。ただ、もらえなくなったら、お年寄りは生きていけませんから、もらえる額は確実に減っていく。ということになります。少しずつ少しずつ、文句が出ない程度に減らしていく。その手法を見てみますと、まずは公務員の定年が段階的に引き上げられています。2年に1歳ずつ、令和13年までに65歳定年と(原則)なります。
当然、民間も追随します。現状は65歳までは雇用確保義務、70歳までは就業確保措置が努力義務とされています。そして在職老齢年金という制度もあります。働いている人は収入が一定以上あると、年金減らしますよ、という制度です。具体的には、月の給料と年金を足した金額から48万を引いた部分の半分が支給停止となっています。これが定年を引き上げていくと、65歳までは皆さん働くことになりますから、そこまでの在職老齢年金自体必要なくなり廃止の方向へ(そもそも60歳からの特別支給の年金は年齢によって、該当者はゼロになりますが)、更に年金制度審査会はこの在職老齢年金の48万の部分を62万へ又は廃止へ持っていこうとしているようです。年金の繰り下げの年齢も75歳まで(84%アップ)となりましたし、確実に「皆さん最低でも70歳までは働いていきましょうね、年金は65からではなく、70からに確実になりますよ・・・」こう言われているように私は感じてしまいます。