2/29が今年はあるんですね・・・
「うるう年」にあたる今年は2/29がありますね。
でも1年というのは大変微妙で、地球が太陽の回りを一回りするには、約365.24219日かかります。
それならば、365日と366日は4年に一度のループではうまくいかない時があるような気もするんですが・・・
少し調べてみました。
現在私たちが使っている暦は「グレゴリオ暦」といい、世界中の国で使われています。
グレゴリオ暦法では、うるう年を次のように決めています。
(1)西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
(2)(1)の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。
例えば、西暦2004年、2008年、2012年……は(1)に当てはまりますので、うるう年になります。また、西暦2100年、2200年、2300年は(2)に当てはまりますので、平年となります。さらに、西暦2000年、2400年は、100でも割り切れますが400でも割り切れてしまいますので、(2)には当てはまらず、(1)のとおりにうるう年となります。
先に書いたように、地球が太陽の回りを一回りするには、約365.24219日かかります。グレゴリオ暦では、1年の平均日数が、この日数に近くなるようにうるう年を入れています。とはいっても、グレゴリオ暦法での1年の平均日数を計算すると365.2425日になりますので、グレゴリオ暦の1年と実際の1年との間には約0.00031日程度の差があります。そのため、数千年程度で1日のずれが生ずるはずです。しかし、そのときにどのように修正をおこなうのかは、今のところはっきり決まっていません。
「はっきり決まってないのかよ・・・」
では2/29産まれの方はいつ年を取るのか・・・
「誕生日の前日の24時らしいです」
2/29生まれの人にも誕生日が毎年やってくるということは、まさか4年に1回しか年を取らないはずもありませんから、感覚的には当然のことです。しかし、実際いつ1歳年を取るのでしょうか。この点については、「年齢計算ニ関スル法律」が、年齢を計算するときには出生日を初日に算入することを定めています。したがって、例えば西暦2020年2/29生まれの者は、西暦2021年2/28限り(すなわち2/28の24時)をもって満1歳になります。ただ、実際に誕生日を祝うのは、満1歳になった次の日、すなわちうるう年では2/29日、平年では(2/29がないので)3/1ということになるのでしょう。