デジタル教科書の結末
福祉大国としてスウェーデンはよく知られております。
もちろん、その時の政権の考え方にもよるのですが、スウェーデンは2025年以降、就学前教育のデジタルツール使用が義務ではなくなり、2歳未満の子どもにタブレットは配布されていません。
そして、今年後半には、教育目的での使用も含め、学校での携帯電話を禁止する措置が施行されます。
学校にはすでに、教科書や教員用指導書への投資のため、21億クローナ(約365億円)を超える補助金があてがわれています。教科書中心の学習徹底を目的とした新しい教育課程は、2028年に導入される予定。
※もちろん、この教科書とは「紙の教科書」です。
「子どもたちに必要な知識を身につけさせたいなら、本物の本を読み、本物の紙に書き、本物の紙の上で実際の数字を使って数えるほうが、はるかに良い」と方向転換。
いち早くデジタル化を導入した超先進国が、すでに方向転換を始めている。
一方、日本は、昨日のニュースで、
「デジタル教科書を正式な教科書にする改正学校教育法が10日、参院本会議で可決・成立した。2030年度から順次、小中高校で使用が始まる・・・」って!!!
私はバブルを経験し損ねた世代ですが、そこから「失われた30年」が始まり、私は突っ走ってきましたが、その間の日本は何も進歩しないまま、世界のトップから陥落し、このありさまです。
少しスウェーデンを掘り下げますが、この措置は、経済協力開発機構(OECD)が実施する「OECD生徒の学習到達度調査」(PISA)での評価が2012年から急落したことによる方針転換です。要するにいち早くデジタル化を行ってきたが、子供たちの学力が爆下がりなので致し方なく元へ戻そうとするもの。
ただ1点だけ懸念するのは、デジタル化へのビジネス発展はAIとともに第四次産業革命ともいわれるほどなので、そこをどう考えるか・・・
まあ、結論的には、過度なデジタル化は避けて、紙の教科書などは残しつつ、AIなどの活用は是が非で進めるということなのかもしれません。
紙を読んで、紙に書いて、頭で思い出して、覚えていくのです。
結局、上位にいる子たちはそうして合格していってますので。
※これは30年子供たちを見てきた事実です。
皆さまはどうお考えでしょうか。



