個人情報流出のニュースばかり・・・
個人情報の流出が、続いています。会社の人事情報も他人事ではありません。
10月に入ってからも、大きなニュースが相次いでいます。
10月2日には、焼肉店チェーンの公式アプリで、会員情報が外部に流出したことが発表されました。流出したのは、会員番号、氏名、メールアドレス、電話番号などで、約1,079万件とされています。パスワードや生年月日、クレジットカード情報は含まれていないと、会社は説明しています。
同じ2日には、第一生命グループで、人事システムへの不正アクセスも発表されました。従業員およそ5万人に加えて、退職者およそ7万人の氏名、従業員番号、住所などが、流出のおそれがあるとのことです。9月24日に不正アクセスを検知したということなので、発覚までには、少し時間がかかったことになります。
ここで私が気になるのは、「人事の情報」が狙われていることです。社員の氏名や住所、従業員番号は、給与や社会保険の手続きにも使われる、大切な情報です。そして、会社を辞めた人の情報も、会社には残っています。退職者のデータを、いつまで、どのように管理するのかは、多くの会社で後回しになりがちです。
個人情報保護法では、個人情報が漏えいし、本人の権利利益を害するおそれがあるときは、個人情報保護委員会への報告が求められています。本人への通知も、あわせて必要とされています。「まさか、うちの会社で」と思われる方こそ、一度、社内の情報の置き場所や、アクセスできる人を確認していただくことをおすすめします。
社会保険や労務の手続きを担当される方は、パスワードの管理、退職者情報の保存期間、紙の書類の保管など、身近なところから見直してみてください。私も、顧問先の皆さまと、こうした基本の確認を、一緒に進めていきたいと思っています・・・。
大きな事件のニュースは、どうしても他人事に感じてしまいます。でも、そのなかで、従業員の大切な情報を預かっているのは、どの会社も同じです。
AIを使うようになったことも大きく影響はしているでしょう。なかなか自分の箱の中だけでやれている人は少ないでしょうから。



