新NISA
1月1日から新NISAがスタートしました。なぜ新しくなるのか、これは明白で「自分で老後の資金は何とかしなさいよ!」こう国が言っているんです。どう考えても公的年金が今から子供がどんどん産まれて、年金保険料がうなぎのぼり!なんてことはあり得ないですから。確実に現行の65歳からの年金は70歳になっていくのでしょう。更に、マクロ経済スライドなどの措置はありますが、年金の受取額は確実に減っていくでしょう。それは支える世代の人口が減って、年金が必要な世代は増える、そして医療は向上して平均寿命は上がり続ける・・・
こんな状況で年金が増えるはずもありません。
ですから、新NISAを国をあげて押すんですね。
少し変更点などを整理してみます。
1,年間投資上限額が引き上げられました。
旧NISAではつみたてNISAが年間40万円、一般NISAが年間40万円でしたが、新NISAでは、つみたて投資枠で年間120万円、成長投資枠で年間240万円まで上限が引き上げられました。
さらに、旧NISAではどちらかを選択する必要がありましたが、2024年からは併用が可能になり、年間360万円まで投資できるようになりました。
2,非課税期間は無期限
新NISAの非課税期間は無期限、ずっと税金がかからず運用できます。
旧NISAでは一般NISAで5年、つみたてNISAで20年の非課税期間が設けられていましたが、新NISAではこれを撤廃。無期限で非課税となりました。
3,最大利用限度額は1800万円
今までは一般NISAが600万円、つみたてNISAは800万円でした。それが新NISAは1800万円までとなりました。
4,実施期間が恒久化へ
まあ、日銀の資金循環統計というのがあるんですが、2023年9月時点で個人の金融資産は2121兆円あるんです。
何かよくわからないほどお金があるんですね。そのうちの50%いじょうが現金と預金なんですから、そこからの流入ですね。
もちろん元本割れのリスクがあるのでそれぞれの考え方次第ですが・・・
私は日本円ベースの株式が50%以上の割合ですので、今後はドルベースの債権又は株式へ移行したいと考えております。