非常戒厳を宣布→6時間後に解除
韓国でのことです。韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は国会で多数を握る野党が来年度の予算案の削除を求め、閣僚や検事の弾劾訴追案を提出して国政をまひさせたとして、非常戒厳令を宣布。
それを見た国民は、一斉に立ち上がり行動を開始。
→6時間後に解除という始末。
日本ではありえない光景ですが、韓国は国民が立ち上がるんですね・・・
私が小6の時に韓国は民主化されました。
鮮明に覚えています。
翌年に控えたソウルオリンピックの成功的終了を条件とした、大統領直接選挙制の導入と、金大中ら反体制派政治家・政治活動家の赦免・復権を骨子とした内容でした。
「金大中(キム・デジュン)」当時よくニュースで出ていましたね。
それにしても、韓国の大統領の訴追率はすごいです。
GPTで調べたのですが、9名中7名が何らかの形で訴追や調査を受けており、これが韓国政治の特徴の一つです。
すごい確率ですね・・・
過去の大統領と法的問題
1,李承晩(イ・スンマン)
1960年の大統領選挙で不正が指摘され、学生運動を引き金に辞任し海外へ亡命。
2,朴正熙(パク・チョンヒ)
暗殺されましたが、長期独裁体制の中で汚職や人権侵害の疑惑がありました。
3,全斗煥(チョン・ドゥファン)と盧泰愚(ノ・テウ)
退任後、軍事クーデターと光州事件に関する反乱罪や収賄で有罪判決を受けるも恩赦。
4,金泳三(キム・ヨンサム)
本人は追及されませんでしたが、息子が汚職で逮捕。
5,金大中(キム・デジュン)
本人は追及されませんでしたが、政敵との対立が続きました。
6,盧武鉉(ノ・ムヒョン)
退任後、収賄疑惑で調査を受けましたが、その過程で自殺。
7,李明博(イ・ミョンバク)
汚職や収賄で逮捕され、懲役17年の判決。
8,朴槿恵(パク・クネ)
弾劾後、職権乱用と収賄で有罪判決を受け、懲役22年。
9,文在寅(ムン・ジェイン)
現在、退任後の法的追及の可能性が議論されています。
今回の尹錫悦(ユン・ソクヨル)さんも、何やら雲行きは怪しいですね。
政局は大混乱ですから。
1日で民主主義は守られた、ということでしょうが、世界全体的には民主主義の終焉が近づいてきていると感じさせる事項がたくさん起こり始めています。社会主義でも民主主義でもない世界はいつ頃できるのでしょうか。
先日、韓国の済州島へ行きましたがとてもいい所でした。熱い国であることは確かであります。