佐藤なうsato-now
複数の業務で心理的負荷→労災認定
私は社労士受験生指導を行っていますので、
この「複数の業務で心理的負荷→労災認定」の所は、毎年のように出題されているため、見慣れておりますが、実際にこの新制度になってからの認定は非常に珍しく、なかなか表には出てこないところです。
昨日、毎日新聞が取り上げておりました。
岐阜大の研究員で、測量のエキスパートだった方が、大手測量会社(パスコ)で収入を確保するために中途入社してアフリカでの橋梁測量に携わっていたと言います。
その方がお亡くなりになりました。
岐阜大学の研究員で、ダブルワークしないと生きていけないの?
ここがまず、不思議な所ですが、実際はそうなのでしょう。
※もちろん、お金の面ではないのかもしれませんが、毎日新聞の報道では「収入を確保するため」とされています。
原因は、遺書で「会社で誰も私の顔を見ません・・・」こうあったそうです。
遺族は大学側とパスコにも損害賠償請求をするようです。
矛先はそこしかないですからね・・・
複数の業務による心理的負荷からの精神障害、今後増えてきそうですね。