直前期社労士試験対策:一般常識に関して③
多くの受験生から質問を受けております。
その中でも直前期は「一般常識」対策について聞かれることも多くあります。
その中から重要なものを挙げてみることにします。
※複数回に分けて紹介します。
受験生の皆様は同じような疑問があれば参考にしてください。
Q.以前出題されたような、沿革や歴史的な事項は勉強すべきでしょうか。
A.沿革(制度がいつできて、いつ大きく変わったか)が出題される可能性は確かにあります。国民皆保険・皆年金が昭和36年4月に達成された話などは、一般常識の学習の中で自然と目にする機会があります。
ただし、すべての年号を年表のように暗記する必要はありません。介護保険法の施行年のような、テキストで太字になっている・繰り返し出てくる節目だけを押さえておけば十分です。仮に出題されたとしても、正答率は五分五分程度に落ち着くことが多く、皆が取れる範囲で取れれば差はつきません。
沿革を知ることは単なる暗記作業ではなく、「なぜ今の制度がこの形になっているのか」を理解する助けになります。社労士試験は理屈そのものを問う試験ではありませんが、理由がわかると記憶の定着が良くなるのも事実です。時間に余裕があれば、という条件付きで学習する価値はあります。
要するに一周回って沿革を頭に入れた方があらゆる面でプラスになることが多いということです。
労基法と労災法はいずれも昭和22年(1947年)に制定されています。
当時の経緯としては、労基法で使用者の災害補償責任(労基法第8章「災害補償」)が定められ、それを保険でカバーする仕組みとして労災保険法が同時期に整備された、という関係にあります。労基法の災害補償規定は今も残っていますが、実際の給付は労災保険法に基づいて行われる、という位置づけです。
ここで、労基法と労災法がかなりつながります。
労基法の補償は一時金のみです。労災もそうでした。ただし、年金という形も出てきました・・・こんな流れを知っておくと、スムーズに覚えられるんです。
ですから、ある程度の沿革や歴史的背景は知っておくべきでしょう。



