2024YR4
「2024YR4」は直径約40~90メートルと推定されている小惑星です。
最近注目されています。
理由は、地球に衝突する可能性があるからです。
約7年後の2032年12月22日に地球へ最接近すると予測されています。
欧州宇宙機関(ESA)による最新の観測データの分析により、衝突のリスクが増加したことが明らかになり、地球に衝突する確率が2.2%に上昇したとのことです。
ちなみに米航空宇宙局(NASA)は2.6%と言っております。
どうしても思い出してしまうのが、
人類を滅亡の危機から救うため宇宙に飛び立った石油採掘作業員の活躍を描いた、ブルース・ウィリス主演×マイケル・ベイ監督による映画『アルマゲドン』(1998年)。
何度も見ましたね・・・
20世紀末。ひとつの小惑星が地球に接近していることが判明します。衝突すれば人類滅亡は免れません。
NASAが立案した作戦は、小惑星の内側に核爆弾を仕込んで爆破させ軌道を変えるというものでした。
もちろん、科学的には大きく誤っているのはわかるのですが、当時かなり信じてみていた記憶があります。
現代の科学ですから、方法はたくさんあるのかと思うのですが、現実的には、もし「2024YR4」が地球に衝突した場合、広島型原爆とは比べものにならない程のエネルギーが放出されることが予想され、都市壊滅レベルの被害をもたらす可能性があります。海洋に落下した場合には津波の危険性や、大気中に大量の粉塵が舞い上がることで、気候変動を引き起こすことが考えられます。
現在、衝突する可能性がある地域として挙げられているのは、太平洋のアメリカ沖から南アメリカ北部、そしてアフリカ大陸中部、インド周辺と推定されています。
2022年には探査機が小惑星に体当りして軌道を変更するという、史上初の宇宙実験にも成功していますので、大丈夫だとは思いますが・・・
ただ、2013年にロシアで隕石が落下したときは結構ヤバかったですからね。
爆心地から半径約30~50kmにわたって森林が炎上し、東京都とほぼ同じ面積の約2,150平方kmの範囲の樹木がなぎ倒されたと記録されています。
今回のやつはその5倍から10倍の大きさはありますからね。
そう考えると、結構心配もしております。