佐藤なうsato-now
この年ですべてをわかって見える
「14歳の頃は怖いもの知らずでしたし、自分がもっと強くなれば完璧な将棋を指せるんじゃないかと考えていました。そこから10年経って、将棋の難しさをいろいろ知るなかで、完璧は当時思っていたよりもはるかに遠いというのが今の実感です」
かつて、ピークを迎えるのは25歳くらいだろうと口にすることもあった。現在はどう捉えているのだろうか。
「今考えても、おおむねそれくらいかなとは思っています。ただ、それは私の棋力のピークが25歳の時に必ず訪れるのではなく、強くなるための条件にもっとも恵まれているのがその時期だろうということです。年齢を重ねると、計算力という点ではピークを過ぎていく面もあるかなと。それに対する恐れを持つより、今の自分から成長できるかという視点で、常に考えられたらと思っています」
その年齢を迎えたからといって、下りに入るわけではない。
「将棋を登山に例えるなら、山頂はずっと見えないものだと思っています。見えるイメージすら全く湧かないというのが正直なところです。ですから、自分自身の姿勢としては、常に登り続ける。登り続けようとしなければ、下がってしまうものでもあると思います」
すべてをわかってみえる、大活躍された方の晩年の言葉にも聞こえます。
勉強、運動、仕事、経営者・・・
全てにおいて同じことが言えるのかと思います。
どのような感覚で話されているのか、たぶん、忖度はなく、思いのままに語って見える。
将棋も同じ、だからなかなか負けない。
藤井さんと会話してみたいですね・・・



